日本画 : Japanese Pigments Paintings 2012

GOLD EXPERIENCE 2  金鯱によせて

wanitora   wanitora

龍男 天昇るオレ!   
Dragon boy ascend to heaven
 鯱男 いつも君を見守っている(名古屋の屋根の上で)
Tigerfish boy always watching over you

2012年 絹本着彩、金泥 、金箔  60.6×45.5 cm


この作品は、「GOLD EXPERIENCE 2 日韓現代金箔絵画〜金鯱によせて」という展覧会に出品しました。
2010年に韓国、ソウルで行った日韓現代金箔絵画展の日本巡回展で、名古屋にある愛知芸大のサテライトギャラリーで開催しました。名古屋名物金のシャチホコを、今年の干支の龍と共にばっちり描かせていただきました。
技法的にはいずれも絹本に、龍は水墨に金泥、鯱は表箔に裏箔両面づかいに砂子をあしらったりと、伝統絵画技法における金の技法をがっつり使って描きました。

この展覧会は愛知芸大サテライトギャラリーの他に、小牧市にある常懐荘(じょうかいそう)という昭和初期に建てられた、趣のある住宅でも同時開催しました。
私はその常懐荘の部屋を双六のコマに見立てた、恋愛シュミレーションゲーム「常懐荘の兄弟(ふたり)」を発表し、実験的に鑑賞者参加型の乙女ゲームをやらせてもらいました。 
  
常懐荘の玄関、ここから全てがスタート。常懐荘に住んでいる設定の、二人のイケメン兄弟と共に、ストーリーに沿って常懐荘の各部屋を巡ります。各部屋での兄弟との会話、プレイヤーの返答によって、ハッピー、ノーマル、バッドエンドとゴールでのエンディングが変わる仕組みになっています。

実は、この龍&鯱図は、この兄弟をモデルに、ふたりの母親である日本画家が描いた絵、、、という設定になっています。ゲームでは常懐荘での母と息子の思い出を、プレイヤーに語りながら案内する間に。。。恋がめばえるかも!?という流れのストーリーです。思っていたよりも好評につき、いつかWebでも遊べるようにしたいなーともくろんでおります。。
しばらくお待ちくださいませ!



Cafe常懐荘 オリジナルマグカップ作りました

 

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