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飛翔 走り高跳び之図



「Fish boy」もそうなのですが、以前からスポーツを主題に何か描きたいと思っており、これもその一環として描きました。バーを飛び越える一瞬の、緊張と弛緩の美しさを表現したいなと思いましたが、なかなか難しかったいです。

これを描いた直後、走り高跳びの醍醐直幸選手のインタビューを雑誌で読み、「体のバネを貯める」という走り高跳びの選手独特の言葉の表現があるそうで、なんだか心引かれました。練習し過ぎるとバネは失われ、休みすぎると筋肉が緩みバネがいかせないとのこと。そのバネの含有量は自らの感覚に頼るしかないそうです。描く際、つい跳躍する人体の美しさばかりを意識しがちだったのですが、描く前にこういったことをちゃんと知っておけば、また違った視点で描けたんじゃないかと反省した次第です。


2006年 鳥の子紙に墨  四曲屏風/ 75×148.5 cm



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