日本画 : Japanese Pigments Paintings 2008 - 2006
美男礼賛 06
こだわりの酒 |
始まりの朝 |
「美男礼賛」は、いわゆる美男画につけるタイトルとして、この頃から便利に使っていました。
このタイトルが頭についたものは、ほとんど何も考えずに描いたと思っていただいてもかまわないかも…。
ちょうど絹本に描き始めたばかりの頃の作品、なんとなくこなれてなくて、ちょっと恥ずかしくなります。少しは上手になったかしら…?(09年現在)
左の「こだわりの酒」は、某男性アイドルのグラビアを見たときすぐに絵の構図が浮かびました。
不特定多数の読者に向けられた熱い眼差し、横たわってポーズを決めた不自然な肢体…。
女性のは見慣れていましたが男性のグラビアには今まで免疫がなかったので、そのにじみ出る妙〜な色気には興味を惹かれました。
ちなみに酒の銘柄は「漢」と書いて「おとこ」と呼びます(非売品)。美男こだわりの酒、先ず一杯の図です。
右の「始まりの朝」は、とある朝、ふと庭から家をのぞむと障子戸が開いており、朝のシャワーを浴びた美しい男性の後姿が…というイメージです。
昨年の某ヒーローTV番組(タイトルとお尻からわかる人はわかるみたいです)で惜しげもなくお尻をさらけ出して下さっていた、某男優さんの美しいお尻を描きたくて作品にしました。
我ながらアホな理由で絵を描いていますが、画家のモチベーションなんてそんなものかもしれません。
今までは自分の描きたいイメージに合わせてどんなモデルにするか、を選んできたような気がしますが、
特定の人間からイメージを膨らませて作品にしたのは今回初めてで面白かったです。