Ryoko Kimura Art Works

五鈷杵掛けの松 名手笛奏之絵巻 | Gosho kake no Matsu Emaki

国上寺本堂西側

現在は枯れてしまっている国上寺伝説の「五鈷杵かけの松」を、生き生きと復活させ、能舞台のような鏡板に見立てて、狩野派ばりの巨大松を描きたいと思った。由緒ある五鈷杵かけの松に腰掛けて、まったり憩う偉人たち。上杉謙信と源義経はともに笛の名手であったと言われている。ある日、謙信は病に倒れた恋人を想い、義経は愛妾静御前を想い、それぞれ笛を奏でた。しかし主君である義経を、弁慶はおいそれと肩を抱いて慰めることはできない。その想いを主君に変えて謙信の肩を抱き、やさしく寄り添ったのではないだろうか。国上寺の稚児であったかつての外道丸・酒呑童子は祖父に甘えるように良寛禅師の膝枕で癒され、良寛禅師のまなざしは心配そうに一人孤独に笛を吹く義経を見守るのであった、、、と空想してみた。

All photos are copyrighted ©️Masachika & Kokujouji これらの写真の無断転用を禁じます。

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