Ryoko Kimura Art Works

NUDE礼賛ーおとこのからだ展/ Praise of Nude – About Male Body

NUDE礼賛ーおとこのからだ展
【会期】 2022年9月30日(金)~10月15日(土)
【会場】Dub Gallery Akihabara  https://www.dub-gallery.com/nude
住所:東京都千代田区神田佐久間町1–14 第2AZUMAビル2階 216号室
入場料:500円*特典付
【出品作家】
エセム万(絵画) 大山菜々子(絵画) 上路市剛(立体) 亀井徹(絵画) 木村了子(絵画) 田亀源五郎 (絵画) 小川クロ(人形) Torajiro(絵画) 成瀬ノンノウ(絵画) 野村佐記子(写真) 松蔭浩之(写真) ユゥキ ユキ(映像)
特別展示・三島剛(元伊藤文学氏コレクション)

 本展は、国内のアーティストによる「男性ヌード」をテーマに、ジェンダー、セクシャリティ、表現方法も異なる現代アーティストによる多種多様な男性像を一堂に展示し、現代の美術における男性表現の受容の背景、可能性を探る試みです。

 日本のアートシーンで、「ヌード」といえば未だ「女性ヌード」というイメージが圧倒的多数を占めている一方で、社会では女性に対する性的な表現が「性差別、性の消費」と批判の対象となり続けています。度々起こる過激な論争は、女性像のみならず、ヌードや性の表現そのものの規制や縮小の可能性を危惧されるほどですが、「男性ヌード」に関しては、特に国内のアーティストの作品をまとめ、比較して観れる展覧会も、議論の対象になる機会もまだまだ数少い現状です。

 本展では、男性ヌードならではの身体や、エロティズムの表現はもちろん、様々なジェンダーの価値観の変遷からも考察を試み、男性表現をめぐる議論が活性化する機会になればと考えています。

 なにより本展を通し、「人間」を表現することの素晴らしさ、豊かさを、作品から感じていただけることを願います。( キュレーション:木村了子)